お札のリニューアル!〜テクノロジーに求められること〜

20年ぶりのリニューアル

7月3日、20年ぶりに日本銀行券がリニューアルされました。
10,000円札の福沢諭吉さんの肖像は、40年ぶりの変更です。 今回の新札は華やかなデザイン装飾が目を引きますが、偽造防止技術の向上とユニバーサルデザインも特徴です。 

紙幣には偽造を防止するために、すき入れ(すかし)や特殊インキ、マイクロ文字などの技術が利用されています。中でも3Dホログラム(肖像が三次元に見えて回転し、肖像以外の図柄も見る角度によって変化!)の銀行券搭載は世界で初めてだそうです。
また、触感で券種を識別できるマークや、額面数字を大きく見やすくするなど、ユニバーサルデザイン(UD)=すべての人のためのデザインを意識した作りになっています。

 キャッシュレス決済がどんどん広がっている日本で、新札の発行は一見すると矛盾しているように思えますが、実際には互いに補完し合う関係にあります。
経済産業省のキャッシュレス決済利用率の目標は2025年までに40%とされており、2023年時点では39.3%と順調に上昇を続けています。 キャッシュレス化が進む中でも、高齢者やデジタル技術に不慣れな人々にとって、現金は大切な支払い手段です。また、災害時などインフラが機能しない場合も、現金は頼りになる手段となります。 消費者と事業者の両方が、それぞれの利便性と安全性を理解し、使い分けることが必要です。

システムも同じ

新しいものには、当然今以上の進化や満足度が求められます。どのようなテクノロジーにも必ず“使い手”が存在し、その価値を決めるのは使い手です。日々新しいシステムやツールが開発されていますが、「新しいから良い」「流行っているから良い」わけではありません。 実用性と乖離することもあり得る話で、「ウチの会社の最適解は何だろう」と考えることが必要です。

もちろん、制度の変更や施行への対応、働き方の多様化など時代の流れに対応することは必要です。会社の5年後、10年後を考えたときに業務を刷新し、効率化を図る必要がある場合もあります。「今までこうしていたから」という枠にとらわれてしまうと、いつの間にか時代にそぐわない業務体制になっているかもしれません。 

常に前向きに取り組むべき課題を見つけ、柔軟に対応していくことが重要だと思います。
私たちの仕事は、お客様の現状課題や将来のビジョンをヒアリングしながら、必要なものを汲み取り、考え、実現をサポートすることです。
何よりも、まずはお客様の話を聞かせていただくことが大事だと思っています。ご相談いただくことで、満足度の高い“価値”のあるサービス提供につながると信じております。

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