Windows PCが突然フリーズ!原因究明と緊急対応策
Windows PCを使用中に、突然画面が固まって操作不能になる。そんな経験はありませんか? これは「フリーズ」と呼ばれる状態であり、様々な原因が考えられます。今回は、PCフリーズの症状、考えられる原因、そして試すべき対処手順をステップ形式で解説します。
症状の例
- マウスカーソルが動かなくなる。
- キーボード入力が一切受け付けられない。
- 画面が静止したまま、何も操作できない。
- 「応答なし」と表示される。
- ブルースクリーンが表示される(重度のフリーズ)。
考えられる原因
- ソフトウェアの競合: 複数のソフトウェアが同時にリソースを要求し、競合が発生している。
- ドライバの問題: グラフィックドライバやサウンドドライバなどが古くなっている、または破損している。
- リソース不足: CPU、メモリ、ディスク容量などが不足している。特にメモリ不足はフリーズの大きな原因となります。
- ハードウェアの故障: HDD/SSD、メモリ、マザーボードなどのハードウェアが故障している。
- マルウェア感染: マルウェアがシステムに侵入し、動作を妨げている。
- 過熱: CPUやGPUが過熱し、正常に動作しなくなる。
試すべき対処手順
- 強制終了を試みる: [Ctrl] + [Alt] + [Delete]キーを同時に押し、「タスクマネージャー」を起動します。応答のないプログラムを選択し、「タスクの終了」をクリックします。
- セーフモードで起動する: PCを再起動し、起動時に[F8]キー(または[Shift]キーを押しながら再起動)を連打してセーフモードで起動します。セーフモードで正常に動作する場合は、ドライバやソフトウェアの問題が考えられます。
- ドライバを更新する: デバイスマネージャーを開き、問題のあるデバイス(!マークが表示されている)のドライバを更新します。製造元のWebサイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールしてください。「デバイスマネージャー」は、Windowsの検索バーで検索できます。
- ディスクのエラーチェックを行う: エクスプローラーを開き、Cドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「ツール」タブの「エラーチェック」を実行します。
- システムの復元を実行する: システムの復元ポイントがある場合は、フリーズが発生する前の状態にシステムを復元します。「システムの復元」は、Windowsの検索バーで検索できます。
- メモリテストを行う: Windows メモリ診断ツールを実行し、メモリに異常がないか確認します。「Windows メモリ診断」は、Windowsの検索バーで検索できます。
- マルウェアスキャンを実行する: セキュリティソフトでPC全体をスキャンし、マルウェアがいないか確認します。
- イベントビューアーを確認する: イベントビューアーでエラーログを確認し、フリーズの原因を特定する手がかりを探します。「イベントビューアー」は、Windowsの検索バーで検索できます。
より高度なトラブルシューティング
上記の手順で解決しない場合は、以下の方法を試してみてください。
- システムの詳細設定の確認: 仮想メモリの設定が適切か確認します。
- BIOS/UEFIのアップデート: マザーボードのBIOS/UEFIを最新バージョンにアップデートします(慎重に行ってください)。
- ハードウェアの交換: メモリやHDD/SSDなどのハードウェアを交換して、問題が解決するか確認します。
やってはいけないこと・データの保護
- 強制電源オフ: フリーズした状態で電源ボタンを長押しして強制終了するのは、データ破損の原因となるため、極力避けてください。
- BIOSアップデート中の電源断: BIOS/UEFIアップデート中に電源が切れると、PCが起動しなくなる可能性があります。
フリーズが発生する前に、重要なデータのバックアップを定期的に行うことを強く推奨します。外付けHDDやクラウドストレージを活用しましょう。また、信頼できるセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つことが重要です。


