最近よく聞く「プロンプトコーディング」ってやつに挑戦してみました。
簡単に言うと、AIと対話しながらコードを書いていく開発スタイルのこと。私自身、バリバリのプログラマーってわけじゃないけど、React + Laravel + MySQL を使って「Backlog連携型コスト管理システム」をスクラッチで構築してみました。
このシステム、ざっくり言うと:
- プロジェクト管理はBacklogで行う
- Backlogに書いたチケットが、そのまま日報のひな型になる
- 作業時間を集計して、プロジェクトごとのコストを自動算出
という流れ。
驚いたのは、10人日ぐらいかかりそうなボリュームの開発が、たった3日程度で完成したこと。AIってすごい。
でも、途中で気づいたんですよね。「設計ができなきゃ、AIを使っても意味ないな」って。
〜AIは魔法の杖じゃない。でも最強の相棒になりうる〜
AIと一緒にコードを書くって、正直すごく効率的。
わからないことを聞けば調査方法を教えてくれてコマンドまで提供してくれる、テストコードも生成してくれるし、デバッグのヒントまで出してくれる。
でも、設計ミスはどうしようもない。
たとえば、「2階建ての家を作って」とAIに頼んで、ちゃんと見た目はできてる。でも中に入ったら階段がなくて2階に行けない…みたいな話。
設計の力を超えるアウトプットは、今のAIにはまだ無理。
つまり、「何を作るか」がちゃんと決まってないと、「どう作るか」はAIでも迷子になる。
でも逆に、設計さえしっかりしてれば、非エンジニアでもシステム構築がここまでできるんだなと実感したのも事実。
これからは「AI + 設計力」がキーワードになりそう。
コーディングに自信がなくても、設計や業務理解に強い人なら、AIと組んでいいプロダクトが作れる時代かもしれません。
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