WindowsでWi-Fiに繋がらない?原因究明と解決策
Windows PCがWi-Fiネットワークに接続できなくなるのは、非常によくある問題です。原因は様々で、簡単なものから複雑なものまで存在します。本記事では、Wi-Fi接続問題を解決するための実践的な手順を、初心者にもわかりやすく解説します。
症状の例
- Wi-Fiネットワークの一覧に、自宅のWi-Fiが表示されない。
- Wi-Fiネットワークに接続しようとすると、「接続できません」と表示される。
- Wi-Fiには接続できているが、インターネットにアクセスできない。
- Wi-Fiの接続が頻繁に途切れる。
考えられる原因
- Wi-Fiルーターの不具合。
- Windows側のネットワーク設定の誤り。
- Wi-Fiドライバーの不具合または古いバージョン。
- 機内モードが有効になっている。
- セキュリティソフトがWi-Fi接続をブロックしている。
- IPアドレスの競合。
- DNSサーバーの問題。
試すべき対処手順
- Wi-Fiルーターの再起動: まず、Wi-Fiルーターの電源をコンセントから抜き、30秒ほど待ってから再度差し込みます。ルーターが完全に起動するまで待ち、再度接続を試してください。
- 機内モードの確認: 画面右下の通知領域にある「アクションセンター」を開き、「機内モード」が有効になっていないか確認します。有効になっている場合は、クリックして無効にしてください。
- Wi-Fiネットワークの再接続: 一度Wi-Fiネットワークから切断し、再度接続を試します。画面右下のネットワークアイコンをクリックし、接続しているWi-Fiネットワークを選択して「切断」をクリックします。その後、再度ネットワークを選択し、パスワードを入力して接続します。
- ネットワークアダプターのトラブルシューティングツールの実行: 「スタート」メニューから「設定」を開き、「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」を選択します。「ネットワークアダプター」を選択し、「実行する」をクリックして、表示される指示に従います。
- Wi-Fiドライバーの更新: 「スタート」ボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。「ネットワークアダプター」を展開し、使用しているWi-Fiアダプターを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。「ドライバーを自動的に検索」をクリックし、最新のドライバーがインストールされるのを待ちます。最新版が見つからない場合、製造元のWebサイトからダウンロードしてインストールします。
- IPアドレスの解放と再取得: コマンドプロンプトを管理者として実行し、「ipconfig /release」と入力してEnterキーを押します。次に、「ipconfig /renew」と入力してEnterキーを押します。これにより、IPアドレスが解放され、新しいIPアドレスがDHCPサーバーから割り当てられます。
- DNSサーバーの変更: 「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」を開き、「アダプターの設定の変更」をクリックします。使用しているWi-Fiアダプターを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「インターネットプロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択し、「優先DNSサーバー」に「8.8.8.8」、「代替DNSサーバー」に「8.8.4.4」と入力します。これはGoogleのパブリックDNSサーバーです。
- ネットワークのリセット: 「スタート」メニューから「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」→「ネットワークのリセット」を選択します。「今すぐリセット」をクリックし、PCを再起動します。この操作を行うと、保存されているWi-Fiパスワードなどが削除されるため、注意が必要です。
- セキュリティソフトの設定確認: ファイアウォールまたはセキュリティソフトがWi-Fi接続をブロックしていないか確認してください。一時的にセキュリティソフトを無効にして、接続できるか試してみるのも有効です。(テスト後は再度有効にしてください)
やってはいけないこと
- むやみにレジストリを編集すること。誤った変更はシステムを不安定にする可能性があります。
- 信頼できないソースからダウンロードしたドライバーを使用すること。
データを守るための注意点
トラブルシューティングを行う前に、重要なデータのバックアップを作成しておくことを強く推奨します。外付けHDDやクラウドストレージなどを活用し、万が一の事態に備えましょう。




