Windows PCが起動しない:原因究明と解決策
Windows PCの電源を入れても、真っ暗な画面のまま起動しない。このようなトラブルは、様々な原因が考えられ、焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、落ち着いて手順を踏めば、ご自身で解決できる可能性も十分にあります。ここでは、PCが起動しない場合に試すべきトラブルシューティングを、初心者にもわかりやすく解説します。
症状の例
- 電源ボタンを押しても、画面が真っ暗なまま。
- メーカーロゴが一瞬表示されるが、その後、黒い画面になる。
- 「Operating System not found」などのエラーメッセージが表示される。
- BIOS/UEFIの設定画面は表示される。
考えられる原因
PCが起動しない原因は多岐にわたりますが、主なものとして以下が挙げられます。
- 電源供給の問題: 電源ケーブルの接続不良、電源ユニットの故障など。
- ハードウェアの故障: メモリ、グラフィックボード、ストレージ(HDD/SSD)などの故障。
- BIOS/UEFIの設定の問題: 起動順序の設定ミス、BIOS/UEFIの破損。
- OSの破損: システムファイルの破損、ブートローダーの破損。
- 周辺機器との競合: USBデバイスなどの周辺機器が起動を妨げている。
試すべき対処手順
以下の手順を順番に試してみてください。各手順の後、PCが起動するかどうかを確認することが重要です。
- 電源ケーブルと周辺機器の確認:
- 電源ケーブルがコンセントとPC本体にしっかりと接続されているか確認してください。
- 念のため、別のコンセントを試してください。
- USBメモリ、外付けHDDなど、必要最小限の周辺機器以外はすべて取り外してください。
- 放電処置:
- PC本体から電源ケーブルを抜き、バッテリーを取り外せる場合は取り外してください。
- 電源ボタンを20~30秒程度長押しし、放電を行ってください。
- バッテリーを取り付け(取り外した場合)、電源ケーブルを接続し、PCを起動してみてください。
- BIOS/UEFIの設定確認:
- PCを起動し、メーカーロゴが表示されたら、指定されたキー(Delキー、F2キー、F12キーなど)を連打してBIOS/UEFIの設定画面を開いてください。(メーカーによって異なります。)
- 起動順序が正しいか確認してください。通常は、OSがインストールされているストレージが最初に設定されている必要があります。
- BIOS/UEFIの設定を初期化する(Load Defaultsなど)オプションがある場合は、試してみてください。
- セーフモードでの起動:
- PCを起動し、メーカーロゴが表示されたら、電源ボタンを長押しして強制的に電源を切ります。この操作を2~3回繰り返すと、Windowsの回復環境が起動する場合があります。
- 回復環境から、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」を選択し、「セーフモードを有効にする」を選んでください。
- セーフモードで起動した場合、デバイスドライバなどの問題が考えられます。
- Windowsの回復環境からの修復:
- 回復環境から、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」を選択し、以前の状態に復元を試みてください。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」も試してみてください。
- Windowsの再インストール:
- 上記のすべての方法を試しても改善しない場合は、最終手段としてWindowsの再インストールを検討してください。
- 再インストールを行うと、ストレージ内のデータはすべて消去されます。事前にデータのバックアップが取れていることを確認してください。
やってはいけないこと・注意点
- むやみな分解: PCの分解は、保証対象外となるだけでなく、状態を悪化させる可能性があります。自信がない場合は専門業者に依頼してください。
- データのバックアップ: トラブルシューティングを行う前に、可能な限りデータのバックアップを取っておくことを強く推奨します。クラウドストレージ、外付けHDDなどを活用しましょう。
- BIOSアップデートのリスク: BIOSアップデートは、失敗するとPCが起動しなくなるリスクがあります。アップデートが必要な場合は、メーカーの指示に従い、慎重に行ってください。
上記の手順を試しても改善しない場合は、専門業者に相談することを検討してください。




