Windows PC の動作が極端に遅い場合のトラブルシューティング
Windows PC の動作が遅いと、作業効率が著しく低下し、ストレスの原因にもなります。ここでは、PC の動作が遅くなる原因を特定し、改善するための手順をわかりやすく解説します。
症状の例
- アプリケーションの起動に時間がかかる。
- ファイルのコピーや移動に時間がかかる。
- ウェブブラウザの動作が遅い。
- マウスカーソルの動きがカクカクする。
- タスクマネージャーを見ると CPU 使用率やメモリ使用率が常に高い。
考えられる原因
- CPU の処理能力不足: 複数のアプリケーションを同時に起動したり、負荷の高い処理を実行したりすると、CPU に負荷がかかり、動作が遅くなることがあります。
- メモリ不足: 起動しているアプリケーションが、利用可能なメモリ容量を超えると、ハードディスクを仮想メモリとして使用するため、動作が大幅に遅くなることがあります。
- ハードディスクの空き容量不足: ハードディスクの空き容量が少なくなると、Windows の動作に必要な領域が不足し、パフォーマンスが低下します。
- マルウェア感染: マルウェアが PC に感染すると、バックグラウンドで不正な処理を実行するため、動作が遅くなることがあります。
- ドライバの不具合: グラフィックドライバやネットワークドライバなどに不具合があると、PC の動作が不安定になったり、パフォーマンスが低下したりすることがあります。
- スタートアッププログラムの過多: PC 起動時に自動的に起動するプログラムが多いと、起動時間が長くなり、起動後の動作も遅くなることがあります。
- Windows のシステムファイルの破損: Windows のシステムファイルが破損すると、PC の動作が不安定になったり、パフォーマンスが低下したりすることがあります。
- ハードディスクの劣化: ハードディスクが劣化すると、データの読み書き速度が低下し、PC の動作が遅くなることがあります。 特にHDDは経年劣化しやすいパーツです。
試すべき対処手順
- タスクマネージャーで負荷の高いプロセスを確認する: [Ctrl] + [Shift] + [Esc] キーを押してタスクマネージャーを起動し、CPU、メモリ、ディスクの使用率が高いプロセスを確認します。不要なプロセスを終了することで、PC の負荷を軽減できます。
- 不要なスタートアッププログラムを無効にする: タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで、不要なプログラムを無効にします。これにより、PC の起動時間を短縮し、起動後の動作を改善できます。
- タスクマネージャーを開き、「スタートアップ」タブを選択します。
- 一覧から不要なプログラムを選択し、「無効にする」をクリックします。
- ディスククリーンアップを実行する: ディスククリーンアップを実行して、不要なファイルを削除し、ハードディスクの空き容量を増やします。
- 「スタート」メニューから「ディスククリーンアップ」を検索して起動します。
- 削除するファイルの種類を選択し、「OK」をクリックします。
- ディスクデフラグを実行する (HDD の場合): ハードディスク内のファイルの配置を最適化することで、データの読み書き速度を向上させることができます。SSD の場合は、デフラグは不要です。
- 「スタート」メニューから「ディスク デフラグ ツール」を検索して起動します。
- 最適化するドライブを選択し、「最適化」をクリックします。
- マルウェアスキャンを実行する: セキュリティソフトを使用して、マルウェアスキャンを実行し、PC に感染しているマルウェアを駆除します。
- ドライバをアップデートする: デバイスマネージャーで、グラフィックドライバやネットワークドライバなどのドライバを最新の状態にアップデートします。
- 「スタート」メニューから「デバイス マネージャー」を検索して起動します。
- アップデートするデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリックします。
- 仮想メモリの設定を確認する: 仮想メモリの設定が適切かどうかを確認し、必要に応じて設定を変更します。
- 「スタート」メニューから「詳細システムの表示」を検索して選択します。
- 「システムのプロパティ」ウィンドウが開いたら、「詳細設定」タブを選択します。
- パフォーマンスの項目にある「設定」ボタンをクリックします。
- 「パフォーマンス オプション」ウィンドウが開いたら、「詳細設定」タブを選択します。
- 「仮想メモリ」の項目にある「変更」ボタンをクリックします。
- 「仮想メモリ」ウィンドウで、すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」チェックボックスをオフにします。
- カスタムサイズを選択し、「初期サイズ」と「最大サイズ」に適切な値を入力します。
- 「設定」ボタンをクリックし、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
- Windows のシステムファイルを修復する: コマンドプロンプトを管理者として実行し、`sfc /scannow` コマンドを実行して、Windows のシステムファイルを修復します。
- Windows を初期状態に戻す: 上記の方法を試しても改善しない場合は、Windows を初期状態に戻すことを検討してください。ただし、この操作を行うと、インストールされていたアプリケーションや設定が削除されるため、事前にデータのバックアップを取ることをお勧めします。
- 「スタート」メニューから「回復オプション」を検索して選択します。
- 「PC を初期状態に戻す」の項目にある「開始する」ボタンをクリックします。
- 画面の指示に従って操作を行います。
やってはいけないこと・注意点
- 安易にレジストリを編集しない: レジストリの編集は、PC の動作に深刻な影響を与える可能性があるため、十分な知識がない場合は行わないでください。
- 重要なデータのバックアップを怠らない: トラブルシューティングを行う前に、重要なデータのバックアップを取っておくことをお勧めします。




