Windowsアップデート失敗:エラーコード別解決策と復旧手順

Windowsアップデート失敗時の解決策:エラーコード別対処法

Windows Updateは、セキュリティの強化や新機能の追加に不可欠ですが、時としてエラーが発生し、アップデートが完了しないことがあります。アップデートが失敗すると、セキュリティリスクが高まるだけでなく、新しい機能を利用できなくなるなど、様々な問題が生じる可能性があります。ここでは、Windowsアップデートが失敗した場合のトラブルシューティングについて、具体的なエラーコードを例に挙げながら、その原因と対処法を解説します。

よくあるアップデートエラーと原因

Windows Updateのエラーは多岐にわたりますが、代表的なものとしては、以下のようなエラーコードが挙げられます。

  • 0x80070002 (ERROR_FILE_NOT_FOUND): ファイルが見つからない場合に発生。
  • 0x800f0922: .NET Framework関連の問題で発生することが多い。
  • 0x8007000e (E_OUTOFMEMORY): メモリ不足が原因で発生。
  • 0x80073712: システムファイルが破損している可能性。
  • 0x80240034: アップデートのダウンロードに失敗した場合。

これらのエラーは、ディスク容量不足、システムファイルの破損、ネットワーク接続の問題、セキュリティソフトとの干渉など、様々な原因によって引き起こされます。

試すべき対処手順

エラーコード別に、以下の手順を試してみてください。

1. ディスク容量の確認と整理

ディスク容量が不足している場合、アップデートに必要なファイルをダウンロードまたは展開できず、エラーが発生することがあります。Cドライブに十分な空き容量があるか確認し、不要なファイルを削除したり、ディスククリーンアップを実行したりして、空き容量を増やしてください。

手順:「設定」→「システム」→「ストレージ」でディスクの使用状況を確認できます。不要なファイルやアプリを削除し、「一時ファイル」を削除して空き容量を増やします。

2. Windows Updateトラブルシューティングツールの実行

Windowsには、アップデートに関する問題を自動的に診断し、修復するトラブルシューティングツールが組み込まれています。このツールを実行することで、多くの問題を解決できます。

手順:「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」から「Windows Update」を選択し、「実行」をクリックします。

3. システムファイルチェッカー (SFC) の実行

システムファイルが破損している場合、アップデートが正常に完了しないことがあります。システムファイルチェッカー (SFC) を実行して、破損したファイルを修復します。

手順:管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。スキャンが完了するまで待ちます。

4. DISM (Deployment Image Servicing and Management) ツールの実行

SFCで修復できない場合、DISMツールを使用してWindowsイメージを修復します。

手順:管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順に実行します。

DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

5. ネットワーク接続の確認

アップデートファイルのダウンロード中にネットワーク接続が中断されると、エラーが発生することがあります。Wi-Fiルーターを再起動したり、有線接続に切り替えたりして、安定したネットワーク接続を確保してください。

6. セキュリティソフトの無効化

セキュリティソフトがWindows Updateのプロセスを妨害することがあります。一時的にセキュリティソフトを無効化して、アップデートを再度試してみてください。アップデートが完了したら、セキュリティソフトを再度有効にすることを忘れないでください。

7. .NET Frameworkの修復

.NET Frameworkに関連するエラー(0x800f0922など)が発生する場合は、.NET Frameworkを修復または再インストールする必要があります。Microsoftの公式サイトから.NET Framework修復ツールをダウンロードして実行するか、.NET Frameworkをアンインストールしてから再インストールしてください。

8. Windows Updateコンポーネントのリセット

Windows Updateに関連するサービスやフォルダに問題がある場合、これらをリセットすることで解決することがあります。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順に実行します。

net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren C:WindowsSoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:WindowsSystem32catroot2 catroot2.old
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver

やってはいけないこと・注意点

  • アップデート中にPCの電源を切らないでください。データの破損やシステムの不安定化につながる可能性があります。
  • 重要なデータは、アップデート前に必ずバックアップしてください。
  • 原因が特定できない場合は、むやみにレジストリを編集しないでください。システムが起動しなくなる可能性があります。
  • 個人情報やパスワードを要求する不審なサイトやメールには注意してください。

これらの手順を試しても問題が解決しない場合は、Microsoftのサポートページを参照するか、専門家にご相談ください。

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