PARIS 2024


2024.7.26~8.11オリンピック開催

合計32競技329種目のメダルイベントが行われ、およそ10,500名のアスリートがパリに集結します。
日本からは総勢400人余り、史上最多の選手がメダルを目指して挑みます。
開会式で旗手を務めるのは、フェンシングの江村美咲選手と、パリ大会で初めて採用されたブレイキンの半井重幸選手です。

スポーツクライミング、サーフィン、スケートボードの4種目が新たに採用されています。
注目は、体操の橋本大輝選手個人と団体、柔道 阿部一二三選手と詩選手兄妹、競泳 池江璃花子選手、とメダルの期待が高まる選手が多数います。
また、バスケットボール男子の日本代表は48年ぶりに自力でオリンピックに出場を決め、日本中が歓喜しました。


石川祐希主将「金メダルを持って帰ります」


バレーボールは、7/1迄行われていたネーションズリーグで男女ともに銀メダルを獲得し、オリンピックでメダルを狙います。
特に男子は、この大会で世界ランキング2位まで上昇。
金メダルを獲得した1972年のミュンヘンオリンピック以来、52年ぶりのメダル獲得に期待が高まっています。

石川選手が主将になったのは、3年前のネーションズリーグ、東京オリンピック直前の25歳。29年ぶりに8強入りしたもののブラジルに0-3で破れ涙を流しました。
もちろん、各競技すべての人達は、3年後のパリが、既に始まっていたと思います。

石川選手が18才でイタリアに渡り、日本人でも世界に通用する選手になれる!という姿を見せる事から始まり、その姿を追って、若い選手も海外に渡り、個の力をつけていく。選手全員が、自分の役割をしっかり感じチームのレベルを上げています。そして今では、主将が辛いときは自分が!と、皆が盛り上げる。
「今しかない」と感じるくらい、誰が出ても勝てる最強のチーム。
自信をもってこの言葉が出たのだと思います。

勿論、選手だけではありません。東京オリンピック以降、戦術策定などを担うアシスタントコーチだったフィリップ・ブラン氏(世界の強豪各国での豊富な指導経験をもつ)を監督とし、2人のアナリストがチームをアシストします。「世界と戦う知性」がひとつひとつ丁寧に積み重ねられ、昇華できていることは大きな強みとなっています。
厳しい世界の舞台で戦い抜くには、事前に「インプットした情報」をもとに選手たち自身がどれだけ状況判断力や柔軟な対応力をもって試合に臨めているか、またたとえ劣勢に回ったときでも相手に押し切られず、その状況を打開して追いつき追い越せるだけのレジリエンスを備えているか、が極めて重要となります。
石川選手が吠える理由はここにあるんですね!みんなも自分も鼓舞する。
年々、西田選手・高橋藍選手の雄叫びが大きくなり、会場も一緒に盛り上げて味方につける。鎮西高校出身の宮浦選手も、余り表情に出さずサイレントスナイパーと呼ばれていましたが、ネーションズリーグからは大きく観客をあおるポーズをとるまでになりました。
高橋藍選手のアイドル性とアニメ「ハイキュー!!」の人気も追い風となり、海外にもファンが多く、海外戦でも多くの声援をうけています。パリでも大きな力になってくれるでしょう。

東京オリンピックが行われたのが3年前。
新型コロナの影響で1年延期開催されるも、異例の無観客での開催で選手も応援す
る私たちも不完全燃焼でした。
その時の悔しさを闘志に変えて、このオリンピックに掛ける選手や、初選出の若い選手、皆が力をだしきり輝く姿を全力で応援したいと思います。

各放送局   この曲でオリンピックを盛り上げてくれます♪

NHK    YOASOBI  「舞台に立って」
日本テレビ  MISIA   「フルール・ドゥ・ラ・パシオン」
テレビ朝日  Mrs. GREEN APPLE 「アポロドロス」
TBS    サザンオールスターズ  「ジャンヌ・ダルクによろしく」
フジテレビ 菅田将暉  「くじら」


技術革新がスポーツに与える影響にも要注目


話は少し反れますが、昨年、バレーボールのラインズマン(線審)が消え、今年ついに、ライン判定はテクノロジーにより即時に主審の耳にインカムを通じて伝えられ、ボール着弾から数秒で会場内のスクリーンにグラフィックで再現されるようになり、チャレンジシステムの項目からはずれました。(「チャレンジシステム」とは、審判の判定に対して異議がある際にビデオ判定を要求できるシステムのこと)
ビデオ判定には時間がかかるので、リズムが変わったり、チャレンジが成功すると流れも変わります。また自己申告するとグリーンカードがもらえる特典もあります。

実は同様に、米国では数年前から野球のマイナーリーグで「Automated Ball-Strike System」(ABS:自動ボールストライク判定システム)が導入され、投球を追跡してボールとストライクを判定しています。人間の審判よりも迅速かつ正確にできると評価を得ている一方で、人間らしさのないロボット審判による誤審なども発生して、すべての選手が納得している状況にはありません。そういった背景もあり、メジャーリーグでの導入にあたっては慎重に議論されているようです。

バレーのサーブが時速130㎞超、レシーブが時速170㎞超(体感では400km)
野球も時速165㎞、年々、速度を増す中、自動判定は不可欠になるのではないでしょうか。

そして、人間に何が求められるのか、プレイヤーなのか解説者なのか…
よりスポーツを楽しめる進化であってほしいものです。

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