大雨被害に遭われた皆さまへ ー HDD水没とバックアップの大切さ

令和7年8月7日から発生した大雨により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より祈念致します。

突然の災害によって大切な日常や思い出が失われてしまうことは、言葉にならないほど辛いものです。特に、パソコンや外付けHDDの水没によって写真や仕事のデータが消えてしまうのではないか、と心配されている方も多いのではないでしょうか。

今日は「水没したHDDの復旧方法の勘違い」と「正しい対応」、そして「バックアップの重要性」についてまとめます。


❌ よくある勘違いの復旧方法

被害に遭った直後、多くの方がやりがちな誤った対応があります。

  1. すぐに電源を入れてみる
     👉 内部がショートし、復旧不可能になる危険性が高まります。
  2. ドライヤーで乾かす
     👉 内部に熱がこもり、基盤やプラッタが変形・破損する可能性があります。
  3. 自分で分解して掃除する
     👉 HDDは非常に精密な装置で、ホコリや指紋がつくだけでデータが壊れてしまいます。

✅ 正しい復旧のための対応

もし水没したHDDを手元に見つけたら、次の手順をおすすめします。

  1. 絶対に通電しない(乾いていてもNG)
  2. 濡れたままビニール袋に入れて密封し、冷蔵保存
    👉 カビや腐食を防ぐため、乾かさずに保存するのがポイントです。
  3. 専門のデータ復旧業者へ依頼
    👉 費用はかかりますが、データを守れる可能性が最も高い方法です。

💾 バックアップの重要性

災害は突然やってきます。だからこそ 日常的なバックアップ が何よりも大切です。

  • 外付けHDDやNASへのバックアップ
     👉 定期的にコピーをとっておく。
  • クラウドバックアップの活用
     👉 水害や火災など物理的被害から守るには、クラウド保存が最も有効です。
  • 3-2-1ルール
     👉 データは「3つ以上のコピー」「2種類のメディア」「1つは別の場所」に保存する。

✨ まとめ

水没したHDDは「電源を入れない」ことが最大のポイントです。

そして本当に大切なのは、日頃から「失って困るデータは必ず複数の場所にバックアップしておく」こと。

クラウドサービスを併用すれば、災害時にもデータを守れる安心感がぐっと高まります。

どうか一日も早く、皆さまが普段の生活を取り戻せますように。

アイキャッチ画像:Image by pch.vector on Freepik

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